千葉の滝へいこう! 農溝の滝&亀岩の洞窟
関東を直撃した台風15号は、千葉に大きな被害をもたらしました。
ニュースで災害情報を見るたび、その近くの◯◯滝へ行ったな…と楽しかった思い出が浮かんできて、胸が締めつけられるようでした。
滝から楽しい思い出をたくさんもらっているのに、自分は何もできない。
そんなもどかしい気持ちになりながら、ずっとニュースを見ていました。
そして、思いました。
今は何もできないけど、落ち着きを取り戻したら絶対に千葉の滝へ遊びにいこう。
美味しいものを食べて、滝を楽しんで、お土産を買おう。
そして9月最後の日曜日、次女とふたりで君津市にある農溝の滝と亀岩の洞窟へ行ってきました。
数年前、「まるでジブリの世界」と話題となった場所です。
公共交通機関を使って農溝と滝と亀岩の洞窟へ行く場合、高速バスが便利です。
私は東京と鴨川を結ぶ「アクシー号」を利用しました。
アクシー号は浜松町バスターミナルを出発して東京駅に寄るため、私は東京駅から乗りました。
画像は京成バスのHPからお借りしました。
東京駅八重洲口京成バス2番乗り場から乗ります。
道路の反対側には大きなJR高速バス乗り場があるので間違えないように!
私はすっかり間違えてそちらへ向かってしまい、しばらくまごついてしてしまいました(汗)
「アクシー号」は予約不要で、東京から乗車する場合、降車時に運賃を支払います。
鴨川シーワールドへも行くためか、親子連れやデートっぽい方々も結構多かったです。
ハイシーズンは乗客が増えて混雑するかもしれませんね。
渋谷と鴨川を結ぶ「シーバレー号」もあります。
東京駅を9時15分に出発してレインボーブリッジを渡ります。
ドライブ気分で、かなり楽しい。
そしてアクアラインへ。
この日はどんより曇り空だったけど、晴れた日は気分爽快でしょうね。
アクアラインから先は、どんどん景色がのどかになっていきます。
東京駅から2時間弱、11時3分に「君津ふるさと物産館」バス停に到着。
ここで降ります。
運賃は東京駅からここまで、おとな2200円(令和元年10月1日現在)
バス停の近くには「きみつふるさと物産館」と「片倉ダム記念館」があり、この2施設が「道の駅ふれあいパークきみつ」となっています。
バスに乗っているだけなんだけどね。
なぜかお腹が減る(笑)
「片倉ダム記念館」の中に美味しそうなラーメン屋さんを発見し、即、入店!
「竹岡式ラーメン」ですって。
「県外から来られた方、ご賞味あれ!」。
これは食べるしかない‼︎
けっこう黒い醤油ラーメンです。
でも見た目よりあっさりしてました。
スープに玉ねぎの粗みじん切りが入っていて、辛味とシャリシャリ感がいい感じ。
この竹岡式ラーメン、千葉県内房発祥のご当地ラーメンなんですって。
スタートから、ラーメン好きな次女とご当地グルメを味わうことができてウキウキです。
満腹になったところで、いよいよ農溝の滝へ。
ここから1.5キロ。
ダム湖で釣りを楽しむ方々を眺めながら、
歩くこと約15分。
この看板が現れたら、すぐそこです。
農溝の滝や亀岩の洞窟がある一帯は清水渓流広場として整備されています。
以前、訪れたときは観光バスがどんどんやってきて、人がわんさかいました。
今回はどうかな、と思ったけど、けっこう車が停まっていますね。
入り口にある案内板。
徒歩451歩って、なんだか気になる。
というわけで、歩数を数えながら向かいます(笑)
農溝の滝、着いたー。
次女曰く、たぶん451歩くらい、だそうです。
途中で分かんなくなっちゃったらしい(笑)
ここは柵から滝を見下ろすのみ。
ハート型の甌穴があるみたいだけど、よく分からない…。
あれ、農溝の滝って洞窟の中から流れ落ちてるんじゃなかった? と思った方、このまま先をお読みください(笑)
農溝の滝のすぐ先に「亀岩の洞窟」があります。
緑に囲まれて、いい感じ。
もっと近くまで行ってみましょう。
ガイドブックやSNSでは「農溝の滝」と紹介されていることもありますが、先ほどの滝が「農溝の滝」で、こちらが「亀岩の洞窟」です。
どうやらSNSなどで名前が間違って広まってしまったようです。
大きな丸い空洞から流れる滝。
まわりを囲むグリーンや空洞の襞、むこう側に見える景色がとても幻想的です。
これは自然の滝ではなく、昔々、川廻しという土木工事でできた人工の滝だそうです。
蛇行して流れる川をショートカットして流れを変え、古い川の跡を水田にしたとか。
以前、訪れたときは人がいっぱいで、落ち着いて滝を楽しむ余裕はなく、写真を撮ったら次へ行こう、というかんじでした。
でもこの日は人がまばらで、とても静か。
のんびり過ごすことができました。
そうそう、この亀岩の洞窟、道は整備されていますが、次女がいるあたりはぬかるんで滑りやすいです。
汚れてもよい靴で訪れたほうがいいですね。
ハート型の光芒の絶景写真をよく見ますが、それを撮るには3月、9月の早朝が狙い目とか。
ぶらりと訪れてあの絶景を観るのは難しそうですが、普通に訪れても十分に素敵です。
この日は本当に静かで「あれ、ここ、こんなに素敵なところだったっけ?」と驚いてしまいました(失礼)
人気のピークが過ぎたのか、台風の影響なのか、どうなんでしょう?
農溝の滝へ続く流れもなんだか雰囲気が良くて。
川底が洗濯板のように凹凸になっていて、浅いところと深いところでギザギザになっているのが面白い。
浅いところではオタマジャクシが泳いでいたりして、小さな生き物にも癒されました。
真新しい流木は台風15号が残したものかな。
穏やかな景色の中に、ところどころ台風の爪痕を感じました。
長い年月のあいだに自然からの恩恵も受け、自然の猛威に翻弄されることもあったでしょう。
それらをすべて受け入れつつ存在している姿に、なんだか圧倒されました。
人で混雑していた頃は、そんなこと感じなかったのに(笑)
亀岩の洞窟、静かな今の時期、おすすめですよ。
亀岩の洞窟から出口までは木道の遊歩道となっています。
昔はここが川で、川廻しで流れを変えたあとは水田だったそうです。
青もみじがきれいでした。
初夏にはホタルも舞うようです。
木道から駐車場へ出るとソフトクリームの試食をしていて、これがとても美味しい。
「すぐそこのお店です」と教えてもらって、でもソフトクリームの前に寄り道を。
清水渓流広場の中には温泉もあるんですよ。
「重炭酸そうだ泉 源泉掛け流し100% 」って、もう入るしかないよね。
千寿の湯、入湯料は1000円でした。
案内板の下の方に「美しい人はより美しく、そうない方はそれなりに!」ですって。
それなりになることを期待して(笑)
お風呂は少し広めの家族風呂といった大きさでした。
お湯は薄い黄褐色で、とても気持ちよかった。
時間帯が良かったのか次女とふたりで貸切で、のんびりと温泉を満喫しました。
温泉のあとは、ここの広間でゴロンもできます。
食事もできるようです。
さて、温泉のあとはソフトクリーム。
こちらも清水渓流広場内にある「風鈴堂」というカフェ。
オムライスなどの軽食もありました。
きみつソフト、いただきまーす。
温泉のあとのソフトクリーム、たまらん♪
濃厚、まろやか、とても美味しい!
家のお土産に「きみつプリン」と「ももとせ百年バウム」も買いましたが、こちらも大変美味。
農溝の滝へ訪れた際には是非‼︎
そろそろ「道の駅ふれあいパークきみつ」へ戻ります。
途中で野生のお猿さんに会いました。
可愛いかった!
ここで最後のお買い物。
野菜、果物、卵、地酒…千葉の美味しいものがいろいろ揃っています。
梨や落花生や地酒やお菓子など買いこんだけど、本当は卵も欲しかったなぁ。
途中で潰れたらどうしよう…と迷って買えませんでしたT_T
バス停は「きみつふるさと物産館」のすぐ隣り。
14時56分発のバスが少し遅れてやってきました。
東京から出発したときは運賃後払いでしたが、ここから乗るときは先払いで、ちょっと焦りました。お土産で両手がいっぱいだったので(汗)
バスが思った以上に混んでいたのも驚きでした。
もし満席だったら乗れないようです。
鴨川シーワールドが混む時期は避けたり、あまり遅くない時間のバスに乗るようにしたほうが良いかもしれません。
アクアラインが渋滞していたので予定より約40分遅れの17時30分頃に東京駅八重洲口に到着。
帰りは爆睡でした(笑)
滝に、温泉に、美味しいものに、楽しく癒された一日でした。
少しでも千葉の滝に恩返しをしたいと出掛けた今回の滝旅でしたが、結局、いつものように楽しい思い出がまた増えた旅となりました。
気軽に遊びにいって、楽しい思い出を作る、そんな支援もアリだと思います。
東京から日帰りでいける千葉の滝旅、皆さんもいかがでしょうか(^^)
公共交通機関を使っていく千葉の滝は、ほかにもあります。
また次回も紹介していきたいと思います!
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